デスクトップPCの場合、毎日電源を落とす人とつけっぱなしの人がいる。
私は毎日 On OFF する人です。
最近NZXT700i の電源ボタンを押しても一発で起動しないことも多く数回押す必要があったので、そろそろ重い腰を上げねばならんのか・・・。
起動直後のブルスクも頻発していたので電源スイッチの不良かも・・・。なんにせよブルスク頻発は放ってはおけない。
結果を言ってしまえば接触不良だったのでエレクトロニッククリーナーで直りました。
細かい内容は以下に記載。
症状
- 3か月前から電源ボタン一発起動できないことが多くなった。(数回押してやっと起動)
- もともとボタンの押下ストロークは少ない方だったので押した感じは特に変わらないが、購入当初と比べてボタンの戻りが弱い感じがする。
- 起動時にブルースクリーンが頻発5回に1回ほど。(あらブルスク出ちゃった。って感じで電源ボタン10秒以上長押しでいったんOFFにすることも多くなってきていたので精神衛生上よくない)
とりあえず開けてみる
スペースの関係上、ローテーブルから降ろして広いところに運ばなければならない。ケース本体だけで12kgもあるので結構な重さです。女性なら動かすことでさえも嫌になるでしょうね。
ついでにエアースプレーでシュッシュして掃除でもしようかと思っていると、妻から「今からご飯の準備をするからベランダでしてよ。」との怒りの発言。
何やかんやでアパートのベランダに広告チラシを敷いてPCを置き作業開始。
白い丸い1円玉程の大きさのボタンが電源ボタンです。
秋田美人か舞妓さんかガンダムか?っていうくらい白い筐体(きょうたい)を開ける
SECC(電機亜鉛メッキ鋼板)素材のケースは厚いというわけでもない。
マイナスドライバーにキッチンペーパー等を巻き付けて傷が入らないようにこじ開ける。上部のパネル、前面のパネル(ついでにケースファンのフィルターも洗う)
皆さんが言っているようにNZXTのケースを開けるのにはある程度の思い切りが必要です。「ホント固いなー。」
上部パネルの裏を見てみるとボタンの仕組みがよくわかる。半透明のプラスチック製の部品で白いボタンの部品の押上げをサポートするようになっている。触ってみると経年劣化なのかガタつきがある。
NZXT H700i には四角い電源スイッチの横にアクセス中に点滅するLEDが設置してある。
筐体部分のボタンの戻りの甘さが不良の原因?と思った(間違い)
瞬間接着剤(アロンアルファ)があればガタつきがなくなるように固定できるのですが、あいにく持ってなかったのでアルミホイルをU字方に折ってから差し込んでみることでボタンの戻りが改善するのか確かめた。→(これはダメでした)
基板についているほうのスイッチの接触不良(正解!)
むき出しのスイッチ基盤の方を押した手ごたえでは異常はなさそう。(特に戻りが悪いとかスカスカな押下でもない)
はんだの焦げなども見当たらず。テスターなども使用せず勝手に接触不良と決め込んだ私。ここで最終兵器の登場!
「エレクトロニッククリーナー」登場!これ開発した人凄いわ。プラスチックのスイッチと基板の表と裏に軽く吹き付け(少量でもいいです)油分が蒸発するまで少し待つ2分~5分程。
- 接点復活スプレーは吹き付けた後の油膜がなかなか蒸発しないのでプレート基板の絶縁個所がつながってしまい故障の原因にもなる。
- 油膜の蒸発が素早いエレクトリッククリーナーがベスト。(見てわかるほど早く蒸発するのでこんなんで効くのかと思ってしまいますが・・・効くのです)
- 当然電源はOFFの状態でコンセントは抜いてから吹き付け作業してください。
ホント、このスプレーは買っておいてよかったです。スイッチを交換する必要はなく簡単に終わりました。
NZXTのケースに限らず他のメーカーのPCケースやグラボの接触不良にも使用できるので1本持っておけば便利ですね。