FULL POWER という書籍名に惹かれた
ふと立ち寄った書店で平積みしてあった「FULL POWER」という自己啓発の本。
「FULL POWER」とは直訳すると「全力」ということ。(当たり前ですが)
なんとなく今の自分に足りていないワードだ。ないものねだりではないが、こういったワードに心が引っ掛かると購入意欲が沸く。
本を手に取りパラっと巻末を見ると著者はベンジャミン・ハーディという組織心理学者、著作家、起業家との記載あり。内容も読みやすそうで実例を挙げながら説得力もありそうです・・・。
1600円(税別)・・・・まあ、買ってみよう。1600円で1人の人間の生き方や考え方を学べるのなら安いものです。誰かと1回食事に行ったとしてもこんな金額じゃすまないでしょう。
「意志力など役にたたない」というフレーズが心に刺さった
多くの自己啓発本では意志変革を謳っていますが、この本では冒頭から「意志力などは役にたたない」「環境を変えることだ」ということを読者に心に強く訴えている。
実際の出来事を織り交ぜながらわかりやすく著者の考えを項目ごとにまとまてあり読みやすい。
すぐに読み終えたが、何度も読み返してみるのもいいし具体的手法が記載してあることをそのまま実行してみるのもいいだろう。
社交性が無い人ほど自己啓発本を読まなければ
社交性がある人は普段から色々な人の会話の中で他人の経験談や考えを聞き振る舞いや生き方を学んでいる。たとえそれが夜の飲み屋街での交流だとしても何らかの情報になっており刺激にもなるものです。
一方、社交性がなく自宅に引きこもりがちな人は独自の考えに固着しやすく柔軟な発想や向上心に欠ける場合も多くみられます。
自己啓発本やビジネス本は、効率よく1冊の本からその人の経験談や考えを学ぶことができる最高のツールだと思ってます。
特に自身を向上させるためには自分よりも優れた人間との交流が必要ですが、自分が目指すべき指針となる人が必ず周囲にいるとは限りません。
自己啓発本位ばかりではなく色々な種類の多くの本を読むことは必ず後の人生の財産になることでしょう。
若いうちはなかなかそこに気付かないということは非常にもったいないことです。
自分が置かれている状況で実行難易度は上がる
一冊読み終えたからといってすぐに自身の環境を変えたりできるものではない。
特に所帯持ちにとっては環境をかえること仕事をかえることへの不安や家族による反対というハードルを乗り越えなければならない。
1人暮らしの独身者であれば金銭面での管理も自身で行えて思い切った行動にも出やすいのかもしれませんが家族がいれば時として足かせになる場合が多いでしょう。
結果的には独身の時に多くの本を読み、多くの人と交流し色々なことに挑戦することが後悔のない人生を送ることになると確信しました。
今の私自身、環境を大きく変えることは困難ですが人生という一度きりの時間を悔いなく終えるためにできる範囲でチャレンジしていきたい。
こんなことを言ってしまったら本末転倒ですが・・・環境を変える意志力も必要なんでしょうね。
私も読書家という程本を読んでませんが自己啓発関連の本を読んだことが無い人はぜひ一度読んでみることとお勧めします。
(メルカリなどであれば600円程で購入できます。)